こんにちは、5人兄弟を育てている母、ぬいcocoです。
皆さん、5人兄弟って聞くとどう思いますか?
「すごいね!」「にぎやかそう!」と言われますが、実際は毎日がバタバタで、笑えるほど大変です。
うちの子どもたちは、13歳から1歳までの年の差兄弟。しかも真ん中は男の子3人!
長女はしっかり者で手伝いもしてくれるけれど、長男と次男はまだまだおこちゃまで、「宿題やった?」「またケンカしたの?」の繰り返し。
そして今、我が家のトラブルメーカーは三男。
親がしてほしくないことは全部やる!という才能の持ち主です(笑)。
「なんでこんなに大変なんだろう…」「私の育て方、間違ってる?」
そんな風に思う日もありました。
でも、たどりついた答えは、
完璧じゃない日々を笑って過ごすことでした。
5人兄弟(男の子3人+年の差育児)のリアルな大変さと、そんな日々をちょっとラクにする工夫
「毎日がしんどいな…」と感じているあなたに、ほんの少しでもヒントや共感が届きますように。
小学生と乳幼児が同時にいる生活リズムの違い
年の差兄弟育児でまず感じるのは、「生活リズムのズレ」。
我が家の場合、上の子たちは朝7時前に起きて学校の準備。
一方で下の子たちは夜中の授乳や夜泣きで寝不足のまま朝がスタートします。
朝はバタバタで、片手でミルクをあげながら「連絡帳書いた?」「体操服出した?」と声かけ。朝ごはんを食べさせつつ、下の子のおむつ替え…。気づけば、自分はまだ顔も洗ってない。そんな日ばかりです。夜もまた別の意味で大変で、小学生組は21時くらいまで宿題やテレビ。下の子たちはその間に眠くなってギャン泣き。寝かしつけながら上の子の音読に付き合うなんて、もはや特技レベル(笑)。
このリズムの違いが、体力的にも精神的にもジワジワ効いてきます…。
睡眠時間が取れない、送り迎え地獄
一番きついのは、やっぱり「眠れない」こと。
生まれたての頃は、 赤ちゃんが夜中に2回、3回と起きて、ようやく寝た…と思ったら、小学生の登校時間。寝た気がしない日が続くと、メンタルが崩壊しかけます。
習い事の送り迎えは大変三男が寝たと思ったら送る時間、迎えに行く時間とせっかく寝たのにとイライラしてしますことも。
赤ちゃん優先になって上の子が不満 → どう向き合ったか
どうしても手のかかる赤ちゃんがいると、そちらを優先してしまう日々。
気づけば「ちょっと待ってね」「あとでね」が口癖になっていて、上の子の話をちゃんと聞いてあげられていませんでした。
特に次男が小学校に入学したばかりの頃は、何かと手がかかる時期。
でも我が家にとっては3人目の小学生だったこともあり、「もう大丈夫だろう」と少し気が緩んでしまっていたんです。おたよりや連絡帳にも、なかなか目を通せていませんでした。
ある日、先生からの連絡で「本人が不安そうにしている」と伝えられ、ハッとしました。
そうだ、次男にとっては“初めてのこと”ばかりだったんだと気づかされたんです。それからは、どんなにバタバタでも「一日一回、ちゃんと目を見て話す時間」を意識するようになりました。
上の子だからって何でも分かってくれるわけじゃない。小さな不安や寂しさを見逃さないように、心の目を開いておきたいと思っています。
男の子3人が毎日バトル!家が戦場
男の子特有のエネルギー(飛ぶ・走る・叫ぶ)
とにかく、男の子はエネルギーのかたまり!
我が家の3人の男子たちは、家の中でも常に全力運動。
廊下は走り回る場所、静かだったら逆に「何かやってるな…」と警戒するレベルです(笑)
誰かが叫びだせば、連鎖して3人で大合唱。
家が壊れないか、本気で心配になることもあります…。
兄弟喧嘩が日常茶飯事、どう止める?
そんなエネルギーを毎日ぶつけ合っているので、兄弟喧嘩はもはや日課。
特に年が近い長男と次男は、 朝起きてから寝るまで、何かしらの小競り合いが勃発します。
「それボクの!」「さわったでしょ!」「ずるい!」
正直、理由は些細なことばかり。でも本人たちは全力で怒っていて、ヒートアップするとすぐ手が出そうになります。
我が家のポイントは3つ。
- 手や物が出る出ると一旦止める
- 両方の話を必ず聞く
- 落ち着かない時はお互いを違う場所にやる
“感情のぶつかり合い”も、ある意味で必要な経験と思い我慢することとも
ケンカは「成長の場」
ケンカって、実は友達づきあいを学ぶうえでも大切な経験だと思います。
兄弟同士ではしょっちゅうぶつかり合いますが、気づけばケロッと仲直りして一緒に遊んでいることがほとんど。
その繰り返しの中で、「どう言ったら伝わるか」「相手が嫌な気持ちになること」「自分の気持ちを伝える方法」などを、少しずつ学んでいるのかなと感じています。ありがたいことに、長男も次男も友達との関係はとても良好。
その土台には、きっと兄弟ケンカで育まれたコミュニケーション力があるんじゃないかと思います。
それぞれ違う、5人5色の性格
同じ親から生まれても、まったく違う!
「同じ親から生まれたのに、なんでこうも違うの?」
5人育てていて、日々そう思います。
長女は気配り上手でしっかり者。長男はマイペース。次男は感情が表に出やすく、甘えん坊。三男はお調子者で好奇心旺盛。そして末っ子の次女は…とにかく母性があります!
親としては、「上の子と同じようにすれば大丈夫かな」と思うこともありますが、通用しないことの連続です。
言葉のかけ方、褒め方、叱り方、どれもその子に合った“鍵”が必要なんだと実感しています。
心配な面もあるけれど、それが“個性”
長女のようにしっかりしている子でも、「ちゃんとしているから大丈夫」と安心して放っておくのは危険。
実は我慢していることが多かったり、自分の気持ちを後回しにしていたりすることもあります。
逆に、感情表現が苦手な子は「大人しい」「手がかからない」と見えても、内面では葛藤していることも。
「何ができるか」より「どう感じているか」を大切に、日々一人ひとりと向き合うように心がけています。
「違い」があるからこそ、面白い
それぞれの性格に合わせて関わり方を変えるのは、正直とても大変。
でも、同じ状況でも違う反応をする姿を見て、「この子はこう来るか~!」と驚かされるのもまた面白さのひとつです。
兄弟同士でも、「お兄ちゃんは平気なのに、なんで自分だけ怒られるの?」と不満を口にすることもありますが、
「あなたに合った関わり方をしてるんだよ」と、丁寧に伝えるようにしています。違っていい、違うからこそいい。
5人それぞれの色が重なって、わが家だけの“カラフルな家族ができているんだなと感じています。
大変だけど、5人兄弟でよかったと思う瞬間
兄弟だけで遊ぶ時間が生まれる
5人もいると、自然と“遊び仲間”が家の中にそろっています。
年齢差があっても、上の子が下の子の相手をしてくれたり、小学生チームで盛り上がったり。
誰かがひとりで退屈そうにしていても、すぐに誰かが声をかけて一緒に遊び始める。
そんな兄弟の関わりを見ていると、「兄弟が多くてよかったなぁ」としみじみ思います。
親が手をかけられないときでも、兄弟がいてくれる。
それが子どもたちにとっても心の支えになっているのだと感じます。
助け合う姿に涙が出る
最近では、お風呂の時間になると長男が三男を、次男が次女を入れてくれるようになりました。
親として本当に助かる瞬間です。
もちろん、兄弟が多いことで不満や我慢を感じることもあると思います。
でも、お菓子を分け合ったり、上の子が下の子にさりげなく譲ったり。
そんな何気ないやりとりの中に、自然と育まれる優しさや気づかいがあって。
その姿を見るたび、「やっぱり5人兄弟っていいな」と、心から感じます。
にぎやかすぎる日常の中にある小さな幸せ
毎日がとにかくバタバタ。静かな時間なんて、ほとんどありません。
でも、子どもたちの「ただいま〜!」「おかえり!」「ママ〜聞いて〜!」という声に、私は何度も元気をもらっています。
夜、ようやく全員が寝静まり、部屋に訪れる束の間の静けさ。
「今日もにぎやかだったなぁ」と振り返るその時間が、私にとっての小さなご褒美です。
大変だけど、笑って泣いて、にぎやかで温かい5人育児。
それは、私たち家族だけの、かけがえのないストーリーです。
まとめ|大変だけど、5人兄弟育児は宝物
5人兄弟の育児は、正直、毎日がてんやわんや。
泣き声と笑い声が入り混じり、怒ったり、笑ったり、時には涙も出たり。
「なんで私ばっかりこんなに大変なの?」と思う日もたくさんあります。
でも、ふとした瞬間に見せる兄弟の絆や、助け合う姿、笑い合う声。
それが、私にとって何よりのご褒美です。
一人ひとり違う5人の子どもたちと向き合うのは、簡単なことではありません。
でも、そのぶん学びも気づきもたくさんあって、私自身も日々成長させてもらっています。
大変だけど、5人兄弟でよかった。
今そう思えるのは、きっとこの日々を全力で過ごしてきたからだと思います。
この記事が、同じように奮闘するママやパパの励みになれば嬉しいです。